シドニー(オーストラリア)- 世界有数の国際海運会社であるオーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は、CargoWiseを介した契約運賃およびグローバル運賃率表の自動デジタル転送サービスを開始した。

今回のデジタル接続で、ONE社は標準化されたCargoWiseの料金体系とAPIを使用して完全にデジタル化された内示契約運賃および公示のグローバル運賃率表の割増料金を顧客と共有できるようになったため、貨物輸送の予約がより迅速かつ簡単になった。完全にデジタル化されたリアルタイムフィードは段階的に導入され、他のCargoWiseの顧客および製品ファミリーを利用するユーザーへの展開に伴い、世界の主要なトレードレーンをすべて網羅するようになる。

ONE社の国際商業サービス管理担当シニア・バイスプレジデントであるSundeep Sibal氏は次のように述べている。「ONEとCargoWiseのお客さまに完全なデジタル統合を提供できることを大変喜ばしく思っている。ONEとCargoWise間でのライブ接続(データソースへの直接接続)を提供することで、我われの共通のお客さまには迅速で正確、かつ完全なサービスを提供できるようになり、それが最終的には、長期的な効率性向上とコスト削減につながるだろう。この度の直接接続は、顧客をサポートするためのデジタル化とイノベーションに対する当社の揺るぎない取り組みを示しているものだ」。

WiseTech Globalの物流データおよび接続部門の地域担当バイスプレジデントであるAshley Skaanild氏は、次のように述べている。「ONE社と当社は長年にわたって協働し、デジタル予約および追跡メッセージングに取り組んできている。スプレッドシートの使用や高価なデータ、そしてエラーが発生しやすい情報の再入力が多い業界において、ONE社がテクノロジーとビジネスの両面で真のリーダーシップを発揮してレートへのデジタル接続を進めてくれたお蔭で、我われの共通の顧客はリアルタイムで安全かつ確実に接続できるようになった」。

「我われは引き続き海運会社のリンク、自動化、そしてデジタル化に努めていく。そして営業、オペレーション業務、財務機能における余計なコストや不正確さ、遅延を生み出す膨大な手作業をなくすよう懸命な努力を続けていく所存だ。CargoWiseのデジタルアダプターは、海運会社とその大口顧客にスケジュール、契約運賃、スポットおよびダイナミックプライシング(変動料金制)、eブッキング、追跡、請求書管理を提供するための標準かつ実装が容易な接続を提供する」とSkaanild氏は語っている。

 

オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)について

オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は、川崎汽船(Kライン)、商船三井(MOL)、日本郵船(NYK)の定期コンテナ船事業の統合に伴い、2017年7月7日に設立されました。同新会社はシンガポールのグローバル本社を拠点として機能しており、香港、シンガポール、英国、米国、ブラジルにある地域本部がサポートしています。ONEは、コンテナ船腹量約151万TEUを誇るグローバルシェア7位のコンテナ定期船会社です。運航船舶数は205隻を超え、120カ国以上に130以上のサービスを提供する迅速かつ信頼性の高い国際的なネットワークを提供しています。ONEは、世界規模の海運事業者コンソーシアムであるザ・アライアンス(THEA)の会員です。

詳細についてはwww.one-line.comをご覧ください。


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