cargo-partner社とWiseTech Globalは、40カ国に渡るcargo-partnerのグローバルネットワーク全体にクラウドベースの統合型物流実行プラットフォーム「CargoWise」を展開することを発表した。

輸送および情報ロジスティクスの大手グローバルサービスプロバイダー、cargo-partner社は、航空・海上・陸上輸送および倉庫業務において包括的なサービスを提供している。同社は世界中に130以上の事業所で運営しており、自動車やハイテクから、ヘルスケアや食料品にいたるまでさまざまな業界に渡る情報技術とサプライチェーンの最適化における専門知識を併せ持つ。

cargo-partner社のCEOであるStefan Krauter氏は「CargoWiseは、当社の次の成長段階において画期的な一歩となるであろう。サプライチェーン全体にリアルタイムの可視性を提供する単一プラットフォームからグローバルの貨物輸送業務を管理できることで、当社は業務効率が向上し、顧客体験向上に焦点を当てることができるようになる。また、チーム全体のコスト効率と生産性が大幅に向上することも期待している」と語っている。

「CargoWiseの導入は、当社のハイテクアプローチと、競合他社に常に先んじるためのエンドツーエンドのソリューションへの力入れに完全に整合している。CargoWiseは、自社開発の可視性およびコラボレーションプラットフォーム『SPOT』を補完するものであり、当社の将来的な成長構想をサポート、促進する豊富な機能性、環境設定、柔軟性を提供できるという点で明らかに首位に立っていた」。

「我々のグローバルサプライチェーンのデジタル化における将来的役割は、独自の標準ソフトウェアの開発ではなく、個々のクライアントに合ったソリューション開発、深い統合、そして最終的には顧客と一緒に人工知能のクラスター(集団)を構築することと考えている。もちろん、これらのクラスターの多くが相互に接続され、やり取りするものである」と述べた。

CargoWiseは、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、米国に渡って段階的に展開される。システム稼働は2021年半ばを皮切りに、2023年3月までに完了予定である。

WiseTech Globalの創設者兼CEOであるRichard White氏は「これは、cargo-partnerとWiseTech Globalの素晴らしい結果だ。より多くの大手物流サービスプロバイダーがCargoWiseのプラットフォームを取り入れ、完全なグローバル展開を行うことを引き続き歓迎しており、CargoWiseを国際物流のオペレーティングシステムにするという当社ビジョンの実現に一歩近づいている。CargoWise内で利用可能な高度な機能性で、cargo-partner社はビジネス成長のための強力な基盤ができるであろう」と述べている。

160ヵ国以上でライセンス付与されているCargoWiseで、物流サービスプロバイダーは、貨物輸送、通関、倉庫業務、発送、貨物追跡、陸上輸送、eコマース、国境を越えたコンプライアンスといった領域で、非常に複雑な取引を実行することが可能となり、複数のユーザー、機能、国、言語、通貨に対応する単一データベースで業務を管理することができる。

 

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