LCL貨物の輸出ソリューションを提供する世界大手のNVOCC(非船舶運航業者)ネットワークであるWorldWide Alliance(WWA)と、業界をリードするクラウドベース型物流実行ソフトウェア「CargoWise」の開発者であるWiseTech Globalは、主要レートおよび業務データの統合をさらに拡大した。 

CargoWiseとWWAシステム間のデジタル接続により、ブッキング依頼およびコンファメーション、船積指示書(S/I)、航海スケジュール、貨物追跡イベント、レート等複数の統合されたデータストリームが取り込まれ、CargoWiseのオペレーター、WWAネットワーク会員企業およびその顧客に素晴らしいユーザー体験を提供している。

WWA社の社長であるKristian Larsen氏とIT担当役員のEric D’Souza氏は次のようにコメントしている。「WWAとWiseTech社との提携は、リアルタイムにおける統合型の接続がすべての関係者にとっていかに有益であるかを証明している。海運業界は貨物スペースの制約を緩和するためのソリューションを探し続けており、物流プロバイダーには状況に応じて柔軟に対応する必要性が高まっている。最終的な顧客に最も効率的かつ費用対効果の高い統合型のLCLソリューションを迅速に提供する必要があるからだ」。

「CargoWiseに直接接続することで、当社は世界中の顧客ネットワークに訴求することができ、自動化、可視性および業務の卓越性を促進させる重要なデータセットのインポート/エクスポートおよび無制限のメッセージ交換を、すべて単一プラットフォーム上で提供することができる」。

CargoSphereを設立し、WiseTech Globalにおける事業部門がデジタル・レート・コネクタを設計したNeil Barni氏は、次のように述べている。「リアルタイムのレート、スケジュール、ブッキング、追跡のすべての機能が1つのシステム上で統合されており、マウスを数回クリックするだけでアクセスできるという利点があるため、フレイト・フォワーダーは複雑なグローバル・サプライチェーンにより効率的かつ迅速に対応することができる」。

Barni氏の説明によると、今回のデータ統合により、CargoWiseとWWAの共通顧客はCargoWiseを使用して手動で再入力する必要なく、単一ソースのデータに基づいて貨物の見積りと出荷業務を行うことができるようになった。デジタル化されたデータがWWAのシステムから自動的にCargoWiseに入ってくる仕組みだ。「貨物のライフサイクル全体にわたるデータ品質は非常に重要である。業界でテスト済みのアルゴリズムとビジネスインテリジェンスを活用するCargoWiseは、顧客の成果の最大化に役立つ」。

「CargoWiseのユーザーがWWAからオンデマンドの契約レートや交渉レートの完全データセットにアクセスできるようデータ統合を拡大した。リアルタイムでの監査プロセスとインタラクティブな通知機能が加わり、顧客は大量の修正レートを閲覧後、WWAに対してレート承諾に関するフィードバックをデジタルで即時に提供することができる」。

「我われは引き続き、CargoWiseのエコシステムを構築し、当社のビジョンを実現することに注力していく所存だ。そのビジョンとは、世界の海上キャリアおよび世界のLCLキャリアを顧客につなぎ、業界をリードするCargoWiseプラットフォームでの連携を強化し、業務上の問題点を軽減することである」。


WorldWide Alliance社について

2007年に創立されたWorldWide Alliance社と、世界の大手NVOCCが集まる同社のネットワークは、顧客に効率的かつ費用対効果の高いLCL貨物の輸送ソリューションを提供するサービスを専門としています。WWAは六大陸をカバーしており、顧客のニーズに対応するためにプレゼンスを拡大し続けています。米国ニュージャージー州のチャタムに拠点を置く同社のチームは、75カ国を超える国にあるオフィスで働く約5,100人の従業員から構成されています。現在、15のネットワーク会員企業が184のオフィスから毎週2,500 以上のLCL輸出向けの直接サービスを提供しています。詳細についてはwww.wwalliance.comをご覧ください。


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